TREATMENT
歯が痛い・歯茎が腫れた時の歯科治療
歯が痛い・歯茎が腫れた
虫歯ではなくても歯の痛みが起こることもあります。就寝時や日中何かに集中しているときに行ってしまう「食いしばり」によって歯がダメージを受けることがあります。また、歯茎が腫れるのは、主に虫歯、歯周病、歯根破折の3つが考えられ、腫れを伴うそれらの疾患は症状が進行している可能性が高いです。いずれも「噛むと痛い」「冷たいもの・熱いもので痛む」「じっとしていても痛む」「歯磨きすると血が出る」などの症状がある時は、早めに受診しましょう。
歯が痛い・歯茎が腫れたの
基礎知識
虫歯ではない歯の痛みの原因は?
歯肉炎や歯周病による歯茎の炎症や感染の可能性があります。他にも、歯のひび割れが原因で、噛んだときに痛みが生じたり、歯の知覚過敏によって冷たいものや熱いものに対して痛みを感じたりすることもあります。顎関節症も、顎の関節や筋肉の問題が歯の痛みとして感じられる原因の一つです。
虫歯や歯周病以外で歯茎が腫れる原因は?
細菌やウイルスの感染による口内感染症(ヘルペスウイルス感染や口腔カンジダ症など)も歯茎の腫れを引き起こします。他にも、妊娠や思春期、更年期などのホルモンバランスの変化や、仕事の疲れ、睡眠不足、ストレス等がきっかけで、歯肉が腫れる事がよくあります。
歯が痛い・歯茎が腫れた時の
痛み止め
市販の痛み止めを服用する。ただし、普段からお薬を服用されている方は、相互作用に問題ないか、薬剤師さんに相談しましょう。
うがい薬
殺菌効果のあるマウスウォッシュなどを使用して、口腔内の細菌を減少させます。アルコール成分が含まれない低刺激タイプをおすすめします。
冷やす
保冷材や氷水の入った袋、冷水を含ませたタオルなどを腫れている場所の外側にあてる。冷却は痛みを軽減する効果があります。
食事
辛い食べ物や硬い食べ物は避け、刺激の少ない食事を心がけましょう。熱過ぎるもの冷た過ぎるものも控えます。
歯磨き
できるだけ優しく丁寧に無理のない範囲で歯を磨いてください。歯茎を触ったり歯茎のマッサージはしないようにしましょう。
やらない方がいいこと
温める
患部を触る
飲酒・喫煙
疲労やストレスが、歯の痛みや歯茎の腫れを誘発することもあります。
応急処置をしたらリラックスして休養や睡眠を取りましょう。
治療の流れ
[初診]カウンセリング・検査 90分
カウンセリング
問診表に記入いただき、専任のカウンセラーが患者様のお話をじっくりと拝聴し、丁寧なカウンセリングを行います。信頼できるパートナーとして、一人ひとりの悩みや不安に寄り添います。ご不明な点も遠慮なくご相談ください。
レントゲン写真・口腔内スキャナ撮影
最適な治療に必要なレントゲン写真を含めた、最新の装置を用いた精密検査を実施させていただきます。
3D口腔内スキャナ「iTero(アイテロ)」
歯科専用の小型カメラです。2分程度のスキャンで、快適かつスピーディーに歯型を取ることもできる最新機器です。従来に比べて患者様の負担が軽減しています。また、患者様ご自身もお口の中の状態を画面ですぐ見ることができます。
※口腔状態によっては写真撮影に変更する場合があります
歯周病精密検査
歯科衛生士が歯周病についての説明をさせていただいた後、歯周病の進行状況を詳しく調べます。
説明・応急処置
歯科医師からの説明
初診検査後に行うカウンセリングです。患者様の口腔内の状態や診断結果を、写真やレントゲン画像を用いながら分かりやすくお伝えし、最適な治療計画を提案いたします。治療内容や費用、期間など疑問や不安を解消し、納得して治療を進めさせていただくための大切なステップです。
痛みを取り除く治療
初診時に主訴の改善を中心に、応急処置をいたします。
[再診]各種治療
次回のご予約をいただき、必要な治療を開始します。治療内容については、歯科医師・歯科衛生士より都度説明をさせていただき、患者様の納得の上で治療を進めます。
歯磨き指導・歯石除去
磨き残しの癖を知り、正しい歯磨きのテクニックをお伝えします。歯科衛生士が、歯垢はもちろん歯茎の上や中にもぐり混んでいる歯石(バイオフィルム)を徹底的に除去します。歯石除去完了後に歯の表面をツルツルに仕上げます。
治療
歯周病治療と並行しながら、歯の治療(虫歯治療等)を進めます。症例によっては高度治療を提案する場合もあります。
[定期健診]アフターメンテナンス・ケア
治療おつかれさまでした。
お口の快適な状態が今後も維持できるように、しっかりとアフターメンテナンスをいたします。定期的なメンテナンスとケアを行うことで、疾患の再発を防止し心身の健康が保たれ、また無駄な治療費を抑えることにもつながります。
予防歯科スタート:3カ月ごと(推奨)
現状チェックおよび徹底的なクリーニングで、お口の中をリセットします。不具合があれば処置いたします。 小野歯科医院では「予防歯科」を普段の健康管理に欠かせない運動・食事・睡眠と同じレベルと捉えています。 1回の定期検診費用4,000円前後(内容により個人差はあります)で可能な健康管理「予防歯科」をおすすめします。
痛くなる前の定期検診で、
生涯の快適性・審美面・経済性がアップします。
『予防歯科』でお口の健康と美しさを保ちましょう。
Q&A
歯が痛い・歯茎の腫れに関する
よくある質問をまとめました。
そのほかの質問も気軽にお尋ねください。
歯茎が腫れていても歯を磨いて大丈夫ですか?
大丈夫です。腫れた歯茎に触れると痛いので、歯磨きの刺激は良くないと思われがちですが、お口の中を清潔に保つことの方が大切です。無理のない範囲で優しく歯を磨いてください。
歯茎が腫れたところを冷やしてもいいですか?
冷やすと痛みを軽減する効果がありますが、冷やし過ぎないように注意してください。患部を直接冷やすのではなく、腫れている外側から保冷剤や冷水を含ませたタオルをあてるなどにとどめましょう。